このページの目次
保存料や防かび剤は、基本的に毒
更新日:

老後のための食品の知識。
食品がどの程度安全なのかは、食品パッケージに載っている原材料名から推測することができる。
というのも食品パッケージには、使用した材料名や食品添加物を、全て表記するというのがルールだからである。
ただし食品添加物の表示方法には、
- 用途名+物質名
- 物質名のみ
- 一括表示(用途のみ)
この3種類の表示方法にもルールがあり、
保存料、防かび剤、発色剤、着色料、甘味料、漂白剤、酸化防止剤、糊料・増粘剤・ゲル化剤、安定剤
は、用途名+物質名で表示しなければならない。
というのもこれらの添加物には、毒性が強いものや、何らかの害があるモノが多いからだ。
保存料や防かび剤は、細菌やカビが繁殖するのを防ぐ成分なので、基本的に毒であると考えれば良い。
よく使われる保存料の例
- 安息香酸ナトリウム
- ε-ポリリジン
- しらこたん白抽出物(しらこ、プロタミン)
- ソルビン酸カリウム、ナトリウム
- デヒドロ酢酸ナトリウム
- パラオキシ安息香酸エステル
- ツヤプリシン(ヒノキチオール)
よく使われる保存料と、そのリスク
よく使われる保存料と食品・リスク
| よく使われる保存料 | よく使われる食品・用途 | 大量摂取によるリスク |
|---|---|---|
| 安息香酸ナトリウム | 清涼飲料水・ドリンク剤・しょうゆ | 胃や腸を荒らす |
| ポリリジン | ご飯、野菜、魚の切り身、麺類 | 食欲不振 |
| プロタミン(しらこ、しらこタンパク) | 中華麺、洋菓子、和菓子の抗菌 | アルカリ性なので胃が荒れる? |
| ソルビン酸カリウム | 漬け物、ジャム、ハム、ソーセージ、チーズなど。
カビや酵母の繁殖を防ぐ力が強いので、果物の皮に塗ることもある。
| アレルギーなど。
|
| デヒドロ酢酸ナトリウム | チーズ、バターやマーガリン、化粧品などの抗菌剤 | 催奇形性、染色体異常、肝臓障害 |
| パラベン(パラオキシ安息香酸エステル) | しょうゆ、ソース、清涼飲料水、化粧品などの防腐剤 | 肝臓障害 |
| ヒノキチオール(ツヤプリシン) | 抗菌剤、美白剤、歯磨きやヘアトニックの香料 | マウスで催奇形性があるという報告あり |
よく使われる防カビ剤とリスク
| よく使われる防カビ剤 | よく使われる食品と用途 | 大量摂取で増大するリスク |
|---|---|---|
| チアベンダゾール(TBZ) | バナナや柑橘類の防カビ剤・農薬 | 催奇形性、妊娠時は注意 |
| オルトフェニルフェノール(OPP) | 柑橘類の防カビ剤・農薬 | 免疫力低下、膀胱ガン、皮膚ガン |
| イマザリル | ミカン以外の柑橘類やバナナの防カビ剤、農薬・動物用の抗真菌薬 | 腎臓肥大・肝臓肥大 |
| ビフェニル、ジフェニール(DP) | 柑橘類の防カビ剤 | 肝臓腫瘍 |
バナナは、軸から1センチくらいは食べずに捨てると良いらしい。








